『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』の鬼才ロマン・ポランスキー監督が、『毛皮のヴィーナス』以来4年ぶりに手がけた監督作。フランスの女性作家デルフィーヌ・ドゥ・ビガンの小説「デルフィーヌの友情」を原作に、ふたりの女性が織り成す危うい関係を軸に描いたミステリー。自殺した母親との生活をつづった私小説がベストセラーとなったものの、その後はスランプに陥ってしまった作家デルフィーヌの前に、熱狂的なファンを自称する女性エルが現れる。本音で語り合えるエルに信頼を寄せ、共同生活を始めたデルフィーヌだったが、エルが時折みせるヒステリックな一面や可解な言動に次第に翻弄されていく。やがてエルの壮絶な身の上を知ったデルフィーヌは、その話を小説にしようとするのだが……。デルフィーヌ役はポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエ、エル役は『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』などハリウッドでも活躍するエバ・グリーン。『パーソナル・ショッパー』『アクトレス 女たちの舞台』などで知られるフランスの名監督オリビエ・アサイヤスが、ポランスキー監督とともに脚本を執筆した。(映画.com 抜粋)

劇場公開日 2018年6月23日 上映時間 100分

原題 D’apres une histoire vraie  製作年 2017年   製作国 フランス・ベルギー・ポーランド合作 

 DVD発売日:2019年1月9日

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著者

fat mustache

告白小説、その結末 Comment

  1. […]  ところで、文章を創作するすることを生業としている人びとの苦悩を取り上げた映画を立て続けに観た時期があった。ポランスキーの『告白小説、その結末』、アントニオ・バンデラス主演の『ブラック・バタフライ』、そして、『シドニー・ホールの失踪』の3作だったと思う。(結構ええかげんな記憶やのぅ。)いずれもサスペンス仕立てで万人受けを狙っているのだろうが、前2作は作家自身がつくり出した幻影に振り回されるお話。『タリーと私の秘密の時間』と重なるような作風で、それなりに面白みはあったものの、鑑賞後の心にとどまるものは乏しかったように感じている。 […]

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