直木賞作家・重松清の同名小説を浅野忠信、田中麗奈主演で映画化したヒューマンドラマ。中年サラリーマンの信と妻の奈苗はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ子である2人の娘とともに幸せに暮らしていた。奈苗の妊娠が発覚し、長女が「本当のパパ」に会いたいと言いはじめる。前の父親である沢田とはDVが原因で離婚していたため、信と奈苗は長女が沢田と会うことに反対するが、長女は父親としての信の存在自体を辛辣な言葉で否定する。そんな長女を前妻との間に生まれた実の娘とつい比べてしまい、現在の家庭を維持することに疲弊した信は、新たに生まれる命の存在すらも否定したくなる心境になっていく。信役、奈苗役を浅野と田中が、奈苗の前夫役を宮藤官九郎、信の前妻役を寺島しのぶがそれぞれ演じる。監督は『幸せのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子。1996年の小説発表時から重松と映画化の約束を交わしていたという、荒井晴彦が脚本を担当した。(映画.com 抜粋)

製作年 2017年  製作国 日本  上映時間 127分

DVD 発売日:2018年2月21日

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fat mustache

幼な子われらに生まれ件のコメント

  1. […]    例えば、『幼な子われらに生まれ』も考えさせる作品のひとつ。原作が上梓された20年前から映画化の約束があったらしいが、当時と比べて、一段と家族の崩壊の進んだ現在の状況で、この映画をどのように観るかはかなり難しいと思う。血の繋がらない子どもたちのために努力を惜しまない主人公の振る舞いは、決して心底からの愛情と云う訳ではなく、必死にそうあらんと自分を叱咤して形成されたものだ。だから、行き詰まった時に思わず「子どもを堕ろして離婚しよう !」と口走ってしまう……。 […]

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