前回の投稿から4か月近くなりを潜めいていたが、もう充分だろう! この異様な自粛ムードと危険性を煽り立てるマスメディアにのせられて隣のドラッグストアにまでマスクをして出掛ける滑稽さ。ホントイヤになる! こりゃ誰かに仕掛けられた騒ぎだと邪推してしまう情勢。テドロスの無能ぶりや中国の隠蔽体質にばかり焦点が当てられるが、WHO の大きな支援者であるゲイツ財団のことには触れようともしない。世界を振り回す連中の正体が巧みな工作とは裏腹に徐々に透けて見えかけ始めたような感じ……。中国と石油産業を見限った巨大資本を持つ連中がグローバライゼーションの次に狙う戦略。なんかそれに振り回されているような世界のこれからに尋常ならない不安を覚えるのは私だけ? 。

 ともかく、はやく映画館に行きたいが、残念ながら興行予定も大幅に変更されて一体どうなっているのやら……。もう少し落ち着くまで待ってみようか……。

 こもりっきりの4か月の中で、DVDを観る機会はいくらでもあったのだけど、書き出すキッカケになりそうな逸品を見つけることができなくて、以前観ていたTVドラマのShetland やHinterland にうつつを抜かす日々を送った。イギリスのド田舎、シェトランド諸島やウェールズの片田舎で繰り広げられるサスペンス。共感を覚えるのは知り合いばかりの閉鎖されたような空間。豊かな自然に囲まれて静かに過ぎる毎日。因襲と屈折した心理が織りなす酷たらしい現実。『刑事ヴァランダー』と重なる印象……。残念ながら字幕付きのDVDは出ていない。どうしてもご覧になりたい向きには英語字幕しかないイギリス版を手に入れるしか方法はないのかも。ただし『シェトランド』のシーズン3はCSのAXNミステリーで8月に放送するようだ。

 で、なかなかレンタルDVD店には常設とはいかないまでも、宅配レンタルやAmazon などでの購入となれば観ることのできそうな作品をひとつ。とある日、ながらで『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!激論Rock&Go!』を聞いていたら、菊地由美さんの映画紹介のコーナーで取り上げられた『トランスワールド』という映画が気にかかって、Amazon Prime でも視聴できるとあったので観てみることにしてみた……。

 これが凄いッ!! 低予算ながら驚くほど独創性を持った佳作だった。

 

 1組のカップル強盗が、とある店に入り込む。女は金庫の中身が気になり、それを無理やり開けさせた。車がガス欠になり、助けを呼びに行った夫を待つ妊娠中の妻サマンサは、一晩戻らなかった夫を探して歩き回るうちに古びた小屋にたどり着く。そこには、3日前に車が故障して動けなくなってしまったという男性トムがいた。夜になると外は氷点下になり、電話も無ければ無線は故障中という小屋で2人は助けを待つことに……。

 ここから先はご覧になっていただいたほうが驚きは倍増するでしょう。着想の妙味だけではなく、徐々に明かされる三人の関係性。実に上手い作り方をしていると感心させられる。

著者

fat mustache

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です